ウォシュレット凍結の予防方法!凍ると貯水タンクが破裂して水漏れすることも!

  • 何日も家を空けるけど、ウォシュレットの水抜き方法ってあるの??
  • そもそもウォシュレットって凍結する???

ということをお客様に聞かれることがありますので、当記事にて解説していきたいと思います!

ウォシュレットが凍結することもあるのか?

水まわり修理屋.24では、創業から10年間、この北海道という土地でいろ~~んな凍結現場を見てきました。その長い経験からお伝えすると、ズバリ言うとウォシュレットも凍結しちゃうことはあるんです。

凍ってしまうと水が出なくなるほか、最悪ウォシュレットの中で貯水タンクが破裂しダボダボ水漏れしてる!!!なんて事もあります。そうなるとウォシュレットは故障、トイレ室内は浸水という恐ろしい事態に…><

なので、家の作り的にトイレの冷え込みがキツい場合、冬場に連日家を空ける場合などは、できるだけウォシュレットの水抜き(水落とし)をした方が間違いありません。

ウォシュレットの水抜き方法

基本的にはウォシュレットは、ウォシュレットに繋がる給水管とウォシュレット内に残っている水を抜く!という考え方です。商品と給水管のつながり方によって水抜きの方法が変わってきますので、一例として参考にしてください。

参考写真のウォシュレット:TOTO TCF2221E

①コンセントを抜いて水を止める

コンセントを抜いて、水抜き栓や止水栓で水を完全に止めてください。トイレの室内に水抜き栓が無い場合は、繋がっている系統の水見抜き栓で止めてください。

②トイレの水を流し、ウォシュレットを取り外す

トイレの水を流してタンク内の水を使い切り空にします。トイレの横でドライバーの操作やバケツが入るほどのスペースがある場合はいいですが、狭くて作業ができない場合は、ウォシュレットを一度外して横向きにしましょう。便座の上にに乗せることで、水抜き時にノズルから漏れる水も便器内に落ちるので床を濡らさずに済みます。

※ウォシュレットは右横のボタンを押しながら手前に引くことで取り外すことができます。

③ドライバーを使用してゴミ取り用のフィルターを取り外す

マイナスドライバーを使ってフィルターを取り外します。この時に水が垂れてきますので、バケツを下に置くか、タオルや雑巾を当ててください。錆やゴミなどが詰まっていれば洗ってきれいにした方がいいですよ^^

④水抜きプラグを回して空気を入れる

この時は水抜き栓で水を止めていますので、手前にある水抜きプラグをマイナスドライバーで開けて空気を入れると、下に続く給水ホースに水が抜けていきます。このとき、ウォシュレットのノズルからも水が出てきます。

これでウォシュレットの水抜きが完了です。

通水方法

通水する時は、水抜きバルブ・フィルターを確実に戻したうえで、通水してコンセントを指してください。

参考リンク

詳しくはウォシュレットの各種メーカーのHPにて、確認をお願い致します。

(外部リンク)

ウォシュレットの温度を上げて凍結防止する方法と注意点

ウォシュレット内に貯水されている水の凍結防止には、水温を高くすることも効果的です。

ですが…ウォシュレット内の水が凍らなくとも、それまでの給水ホース内や便器・タンクの水が凍結することもありますのでご注意ください。

トイレ凍結ゾーン

ウォシュレットの凍結防止機能について

タンクレストイレ用のウォシュレットなど、凍結防止機能がついていることがあります。機能としては5~10分に1度便器内に水を流して、凍結を防止する仕組みです。水が流れていれば凍りづらいので、凍結には効果的な機能です。

ですが、その分、水道料金がかかりますのでご注意ください。

ウォシュレットが凍結して水が出なくなった時の対処法

ウォシュレットが凍結して水が出なくなってしまった場合は、お湯で温めた濡れ雑巾やドライヤーなどで温めるか、トイレ室内を電気ヒーターで温めて自然解凍を促してください。

注意点としては、凍結による内部の破裂している場合は、解凍時に水が噴き出してくることがありますので、その場合は止水栓や水抜き栓(元栓)ですぐに水を止めてください。

もし、凍結や水抜きに関してお困りの際は、お気軽にご連絡ください^^

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